スタンスとミートへのこだわり抜いて日本一を達成した柿生フィリーズ佐能先生
第46回全国ミニバスケットボール大会優勝を始め、関東大会へ5回出場(しかも優勝2回・準優勝2回)と輝かしい指導実績を飾られています。
愛知県昭和クラブの服部先生の紹介で全ミニ優勝大会で始めてお会いして練習も見学に行かせていただきました。
DVDも買って勉強させてもらっています。
この記事では、佐能先生のミートとスタンスへの徹底的なこだわりと考え方についてみることが出来ます。(柿生フィリーズHPはこちら)
熱い指導者の言葉シリーズ① 愛知県 昭和クラブ 服部幸男先生
全ての基本「スタンス」!徹底したスタンス作りと徹底した細かい練習で作るジャンプミートに衝撃
オフェンスでもディフェンスでも柿生フィリーズで最も大切にされているのが「スタンス」でした。スタンスについては以前より、九州各地の先生や指導者の方に教えて貰っておりましたが、分かりやすくて強いスタンスにこれだけこだわられているのは柿生フィリーズ佐能先生が初めてでした。
強いスタンスは、パワーが発揮できる芯が強いものだと感じました。
佐能先生は
「全てのベースになる『スタンス作り』を徹底して指導している」と言われておりました。
そのスタンス作りについて、「言葉」だけで教えるのではなくてできる限り子供たちに理解しやすい眼で見てわかる「形」で教えられているのも印象的です。
身体のコア(芯)の部分というか内側の部分を非常に強く使います。
上の写真は壁を利用してスタンスを作っているところ
①お尻は壁につける
②膝をつま先の前へ
③背中にボールを入れてくぼみに入れる
④腹圧を入れてコアを意識する
⑤足の内側に力を入れて足が外に開かない
ように、スタンス作りをしていきます。
ですので、普通の接触に見える場面でも、身体の内側の部分を非常に強く使うので、結果強いプレーにつながるんだということを勉強しました。
子ども達に分かりやすいように、学校で普段起こる事に比喩して置き換えたり、とにかく例えが上手です。佐能先生も学校の先生ですので、谷川先生、服部先生と同じで本当に言葉や比喩が細やかで分かりやすいのが共通して素晴らしいところですね。
また、ディフェンスの場面では、肩より上に上がっている手の弱さについてとても気にされていてこの手の強化に力を入れられていました。
ヘルプや空間チェック・リバウンドにもつながるとても大きな要素だと勉強になりました。
そのほかにも
- リバウンドシュート(大きくて強いリバウンド)
- ミート(ミート&突き出し)
- 0度のシュート
- ディフェンスの寄り方
- ピボットのボール位置について
など、色々と参考になる指導をいただくことが出来ました。
食事をしながら教えて貰ったバスケ指導で「最も大切な要素」とは?
練習見学の後、一緒に食事をする機会を頂きました。一緒に指導をされている奥様とのお食事は楽しくとても有意義な時間となりました。
色々とお話をお伺いさせていただきましたが、最も心に残ったのは、チーム運営者として最も心掛けられている要素についてでした。
ミニバス(U12バスケ)指導で最も大切な事
佐能先生曰く
「ミニバスで最も大切なのは<チーム運営>である」
これは、以前服部先生もおなじようなお話をされていたことがあります。
<チーム運営>これをどう行えるかが、何を教える事ができるがチームが勝つか負けるかよりも大切だとトップ指導者は考えられているわけですね!
柿生フィリーズも2018年ころは6名しかメンバーがいない時期を経験されたそうです。しかし、10か月後には女子だけで30名以上に膨れ上がり充実した活動が出来るようになった。
保護者の方々を含めたチーム運営。
夫婦そろっての趣味は「ミニバス」しかないと言われておりましたが、お話を伺った頃は保護者の方々と<釣り部>を作って釣りに行って楽しまれているという事でした。
釣り自体も楽しみながら、保護者の皆様と連携を取り、チーム運営を進められているとの事でした。
そのような寄り添いながら楽しむ姿勢に非常に感銘を受けましたし、本当にそういう事が大切なんだと感じました。
肝に銘じておかなければいけませんね。
佐能先生と出会った2015年3月20日。全ミニ時、代々木体育館で。
私が佐能先生と初めてお会いしたのは、東日本大震災復興支援 第46回全国ミニバスケットボール大会の代々木第一体育館でした。
当時、圧倒的な下馬評で日本一のチームと言われていた柿生フィリーズが決勝を控えているときでした。
代々木体育館で昭和クラブの服部先生からお電話を頂き「塩福くん、今どこにおる?」と言われて呼ばれて紹介いただいたのが佐能先生でした。
とても腰の低い謙虚な先生でとても印象が良かったです。誠実そうで話しやすいところも覚えています。
その後柿生フィリーズは全ミニのブロック決勝を
柿生フィリーズ(神奈川)72-31飯山ミニバスケットボールスポーツ少年団(香川)
という圧倒的なスコアで勝利し優勝されました。
予選リーグの九州チャンピオンの萩原とのゲームと千葉のサンライズのゲームもものすごいゲームでしたね。
鹿児島県の西伊敷チームに決勝トーナメントで激戦を制した飯山ミニバスケットボールスポーツ少年団に大差勝利しての優勝は素晴らしかったです。
最後に
佐能先生は激戦区、神奈川県において年度にもわたりトップチームを作られている素晴らしい先生です。これからも更に学んでいきたいと想いっています。
最後までご覧いただきありがとうございました(^^♪
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