このシリーズは私が出会って感動した全国の指導者の先生方とあって話をした内容、感動した内容などを取り上げます。
第1回は、日本一有名なミニバスの指導者。
ミニバス 不滅の13回全ミニ優勝!!
日本中にコネクションを持つ。
ミスターファンダメンタルバスケットボール
昭和クラブ 服部幸男先生です!
私がどのようなインパクト受けたか?また、その指導者の先生方のバスケに係る考え方などを感じて共感や議論ができると嬉しいですね(^^♪
熱い指導者の言葉シリーズ②・・・北九州(大場谷・大蔵・若松B)谷川典之先生
熱い指導者の言葉シリーズ③・・・桜花学園(全国大会優勝68回)井上眞一先生
熱い指導者の言葉シリーズ④神奈川県柿生フィリーズ 佐能俊秀先生
熱い指導者の言葉シリーズ⑤埼玉県川口じりんMBC 小山高広HC
熱い指導者の言葉シリーズ⑦福岡県津屋崎シーボーイズ 田邊芳明HC
昭和クラブ 服部幸男先生とは?
昭和クラブの服部幸男先生は言わずと知れた「日本一」有名なU12カテゴリー(ミニバス)指導者ではないでしょうか。
昭和クラブを1986年に創設以来、日本の女子バスケットボールをけん引されている方の一人と言って過言ではありません。
全国大会13回優勝(優勝大会を含む)は不滅の記録であり、現在まで前日本代表を始め多くのカテゴリー毎の日本代表(候補)を輩出。東海地方の中学、桜花学園(名短)をはじめとする高校・大学とのつながりも深く、多くのコネクションを太く持ちながら日本のバスケットボールに寄与されています。一般的には月刊バスケットボールの連載や月刊バスケットボール発行の「ミニバスケットボール」、バスケットボール動画などで知られている方も多いかもしれません。
私(塩福)も多大に影響を頂いておりまして本当に色々と感謝しても感謝しきれません。
今では「弟子」だとよんでいただいて、私も服部先生を「師匠」だと思っています。
服部先生との出会い
私の服部先生との出会いは2011年3月にさかのぼります。(現在2021年二なりますからもう10年も前の話になります。)
私のもう一人の師匠である北九州の谷川典之先生(大場谷・大蔵・若松Bを率い全国2回優勝、全九州5回優勝。現在は指導の一線を退かれている)から、東日本大震災のため中止になった全国大会の復興チャリティ大会を福岡で行う際に、全国からその大会に参加するチームが大勢来る中、昭和クラブの服部先生も昭和クラブを率いてこられるとの事でした。
「一回あってみる?」と谷川先生にお誘いいただき、ぜひお会いしたいと思い谷川先生にお願いして福岡の試合を見に行って、夜は一緒に食事をさせていただきました。あの時、食事を一緒にした皆様は、今考えてもものすごい方々ばかりでしたね。素晴らしい思い出です。(「四国のドン」やピンクの大橋さん等ともお会いさせていただきました)
初めての昭和クラブ
その後、4か月して初めて愛知県に、練習の見学をさせていただきに行きました。
始めて伺って挨拶を済ませ、着くといきなり服部先生が「麻衣!ちょっとそこ、ジャンプシュート20本」と言うと、女の子が20本シュートを打ち!全部のシュートを沈めました!!!当時服部先生は「俺はこいつ(山本選手)が、今、日本で一番の選手だと思う」とおっしゃられて、その代も全国制覇を成し遂げましたからその言葉を証明したといえると思います(当時、全国大会の予選リーグで北九州の「赤坂」に勝利して、その勢いで全国大会優勝を達成しましたが、当時赤坂はものすごく強かったので衝撃でしたね。また、厚かましくも全国大会へ押しかけていき、昭和クラブの宿舎に寝泊まりして服部先生と寝食を共にさせていただいたことも得難い経験でした。)
それが、4年前の桜花学園のキャプテン。現在、トヨタアンテロープス所属。3X3日本代表(候補?)の山本麻衣選手でした。(東京オリンピックでの活躍も期待してます)
そこから私はのめり込むように、今や10年間愛知へ通い様々な指導を受けているところです。(最近では子ども達も連れて行く事ができるようになりました。)
この画像で一番左でピースしている方ですね!(3年前の昭和クラブへの練習会での写真より)
服部(幸男)イズム。日本一全国優勝(ミニバス)している先生の考え方とは?
私が最初に愛知の昭和クラブへ練習を見に行った時、まず先生に質問したのは「先生がバスケットボールの指導で一番大切にされている事は何ですか?」と質問しました。
先生は
「それはね。塩福さん、最も大事なのは「組織作り」だよ。」と言われました。
「昭和クラブは日本一のチーム。日本(日本代表)を強くするチームだから日本一の練習をする。たとえば、年間350日くらい練習をする。そういう時にその練習や内容に選手や保護者が「よし!やろう!!」となる。そんな組織を作ることが一番」だと言われました。
確かに。それまで私は、どのように指導したらいいチームになるのか。何を指導すればゲームで勝てるのか。ばかりを気にしており、日本一の指導者は私たちとは違う別の次元の指導や練習をされているんじゃないかと思っていました。
これはとても勉強になりました。
まだまだ今でも未熟で不勉強な私ですが、ここで組織運営についての大切さを学んだのは本当に大きな学びとなりました。
服部幸男先生<語録>
・上達に近道無し
・最も大事なのは「組織作り」
・指先、足元を作らなければ上達はない
・オフェンスの3つの部品(シュート、パス、ドリブル)を繋げるのがジョイントのプレー
・パスはレシーバー
・バスケットボール イズ ハビット スポーツ
・バスケットボール イズ トランディションゲーム
・ジャンプシュートはもじ通りジャンプが先のシュート
・敗戦の将、兵を語らず(全国決勝敗戦直後)
・日本一のチームは日本一の練習をする
・ずらしのワンドリブルジャンパーはボールを身体の後ろから持ってくる
・突き出し練習で脚力を付ける
・本当に能力のある子にしっかりとファンダメンタルを叩き込むと凄い選手になる
・100円の時計の部品と100万円の時計の部品は似ているけど全然違う。
私も非常に多くの影響を受けさせていただいております。
このオフェンスファンダメンタルとディフェンスファンダメンタルは、どのカテゴリーになっても自分の技術を支えてくれる土台になってくれます。
昭和の選手たちが、ミニバス後も息の長い活躍をしている事を考えてもファンダメンタルの大切さは疑いようがないですね。
鹿児島バスケのファンダメンタル向上
鹿児島でバスケをする中で、ミニバスであれば、福森先生や里園さんを始め石井さんや松原さん等多くの熱心な指導者の方に影響を受けさせてもらっています。
そして、U15やU18の指導者も本当に頑張られている指導者の先生方は多くおられると思います。私はこの鹿児島でバスケを指導するのであれば鹿児島バスケがもっと盛り上がってほしい。全国で世界で通用する選手が生まれ出て欲しいと本当に思っています。当然のことながら、鹿児島の例えば女子が、県外の女子に生まれた時から劣っているなんてことはないかと思います。やはり、指導と環境なのだと思います。
愛知県は服部先生を始め、多くの相当なレベルの高いチームが存在するそうです。関東圏もそうですし、九州なら福岡・沖縄もそうだと思います。
県内のチームが自チームだけ良ければ良いとなるのではなくて、ぐっとチームが増えてレベルが上がり、県内を勝ち抜くのが難しい。。。このようになる事が本当に鹿児島のレベルアップにつながるのだともいます。
ぜひ、鹿児島バスケのレベルが上がり、鹿児島のバスケがもっと盛り上がってほしい。これが願いです!
服部先生、本当にいつもありがとうございます(^^♪
これからも継続して勉強させてください。
おわり
ご覧いただきありがとうございました!
今日も一日頑張りましょう(^^♪
この記事へのコメントはありません。