谷川先生は本当に初めての私の師匠と言っていい先生です。全国ミニバスケットボール大会優勝2回・準優勝1回 全九州ミニバスケットボール大会優勝5回のレジェンド指導者です。
プレスをはじめ、マンツーマンディフェンスなどの考え方も素晴らしいですし、子どもに対して伝える力は私がお会いしてきた多くの先生方の中でもNo1で『伝える力No1』だと思っています。
この記事では谷川先生の略歴とエピソード、谷川先生から影響を受けた言葉などを振り返っていきます。
指導者をはじめ、私が非常に影響を受けた!先生の語録を確認されてみてください(^_-)-☆
熱い指導者シリーズ③・・・桜花学園井上眞一先生(全国大会優勝68回)
熱い指導者の言葉シリーズ④神奈川県柿生フィリーズ 佐能俊秀先生
私の指導者要素を構成している「谷川先生の言葉」
私は谷川先生は色々と優れているところがありますが、もっとも衝撃的だったのは、バスケット用語ではなくて、子どもに分かりやすい言葉ですっと伝える事でした。私は谷川先生は「子どもたちに分かりやすく言葉を伝える天才」だと思っています!
①難しい言葉が少ない
②みんながイメージしやすい題材で例をとる(例えば学校の事で例示)
③かなり難しい事でも深く理解しているので易しい言葉で解説する
これは衝撃的で、私も谷川先生に近づけるように心がけていますし、今も大事にしています。
谷川先生からうちの子ども達がかけて貰ったの最初の言葉
今でも覚えてますが、最初に鹿児島まで練習に来てもらって1日指導を受けた日のことです。その時最初にこどもたちにかけて貰った言葉がこんな言葉でした。
「あのね。日本中の子ども達がミニバスかなんかやっていて、その中のどっかの小学生が日本一になるわけよ。みんなあんた達と同じ小学生よね。おんなじ小学生が出来るんだったら、自分達もできる。と思ってみん?まずは、そう思う所からやってみらん??」とお話いただきました。
私もその時初めて、特別な子が全国制覇するんじゃないんだ。今目の前にいるこの子たちでも全国に行ったり全国制覇など話をしてもいいんだと、心から思ったときでした。
谷川先生の<ミニバス語録>
谷川先生はバリバリの北九州弁ですが、ここでは標準語っぽく書いてます☆
・人と人の出会いは本当に凄くて大事にしなければならない。出会いや縁を大切にしよう。
・同じ小学生がやっている事。出来ないってことはないんじゃないかな?
・いろいろな事を一生懸命、子ども達にさせて、保護者の方々に協力してもらったんだったらやっぱり勝たなければならない。
・子ども達の所作、雰囲気を本当に観察(眺めては×)しよう・情報をあつめよう。丁寧に見て話を聞いて分かってあげよう。
・本当に些細な機微に自然と気付ける訓練をしよう。
・小学生において「その子が(だけが)悪い」なんてことはないと思う。(周りや学校、家族の状況まで加味して見てあげよう)
・6年生(特に女子)は、考えられることは大人と同じだと思う。子ども達を信じて尊重してあげよう。
・子ども達が先生(指導者)に、「もっとこうじゃない?先生??」とか「さっきのミスはちょっと練習でやったこれをやってみようと思ったんだけど、上手くいかずにやられちゃいました」とかできる関係を気付こう。
・最終的な目標から逆算して計画を立てよう
・「用意」がもっとも大切(様々な「用意」があります)
・人間の脚は2本しかないからディフェンスには技術がいる。2本とも床に足が接地していないと好きなところに動けない⇔足を上げなければ移動できない。というジレンマ
・ディフェンスのステップは「スライド」「キック」「バック」の3つを。「クロス」「ラン」は自然な動きとして普段の生活の中にある。
・1の足で(強く)止まれる。全ての基本
・プレスとより足はどちらの足からどちらの向きによるのか?
・マンツーマンディフェンスはオールヘルプオールリカバリー
・ジャンプシュートの1,2ステップのコツは這うように2歩目と同時にショット!
・「切る」とは背中の後ろをとること!
・シュートが入らないなら「勝とう」とおもってはいけない
谷川先生から10年以上かけて教えていただいた事は多くて書ききれませんが、本当に色々なお言葉を頂いているなと改めて感謝感謝ですね!
谷川先生、本当にいつもありがとうございます。
谷川先生との出会い
谷川先生と初めての出会いは、2009年9月までさかのぼります。
九州ブロックエンデバー事業が福岡の七隈小学校で開催されるというときで、鹿児島からは女子の可愛ミニの五月さんとともに男子の指導者の担当として声がかかり2名派遣で福岡に勉強に向かった時でした。
初の九州大会で敗戦して以来、何とかもっと指導力をつけたい子供たちと勝ちたいと思っているところでしたので様々な先生方とご縁をいただく事ができる機会に心を踊っていました。
最初から谷川先生との出会いを期待していたわけでは無く、色々な先生とお話させていただきました。そんな中で、当時、全国制覇を達成されノリに乗っておられた大分県の石川先生(豊府ミニバス)にいろいろと話を聞かせていただいていた時に、当時私はプレスが好きでずいぶんプレスばかりしておりましたので、石川先生が思う「日本一のプレス」を指導できるのが谷川先生だと言われるのです。
日本一に輝いた先生が言われるんだらこれは凄い人だなと思い感心しておりました。
その当日(初日)、谷川先生は事業には来ていなかったのですが、2日目にたまたま来られたという事で、可愛の五月さんに紹介してもらったのが、出会いでした。
その日(2日目)は、谷川先生にベタっと張り付いて色々とお話をお伺いして、一度練習を見に来ていただけることになりました。(当時、既に谷川先生は自チームを見ていなかった。)
それから10年以上に渡り、色々と話をしながらお話が出来ているというのが本当に幸せな事だなと感じています。
谷川先生から
谷川先生
↓
服部先生(昭和クラブ)
↓
佐能先生(柿生)
小山さん(じりん)
等と、交友の輪が広がっているのが、本当に感謝です。
人と人の出会いに感謝しなければなりませんね。
最後に
今回は、そんな谷川先生の言葉と出会いについてでした。
指導者同士悩みや壁にぶつかったときは信頼する「師匠」がいると良いですね!
谷川先生はまさしく私の最初の師匠と言える先生です。
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