全国大会準優勝3回
関東大会(めちゃレベル大会)優勝2回
関東の超強豪「川口じりんMBC」最近では、九州の果て本土最南端の鹿児島までその名前は聞こえてきます。(こないだ、佐賀の原田さんは「日本一の練習をされているみたいですね~」と話をされてました)
川口じりんMBCを率いる小山高広コーチの言葉をまとめました。
この記事を読まれる指導者・選手・保護者・バスケ関係者にとって何か「ピン!」と来るところがあるのではないでしょうか?
小山高広さん、めちゃめちゃ魅力的な人です(^^♪
②熱い指導者の言葉シリーズ 北九州 谷川典之先生(大場谷・大蔵・若松B)
④熱い指導者の言葉シリーズ 神奈川県 柿生フィリーズ 佐能俊秀先生
川口じりんMBCの小山高広HCとは??
小山さんに最初にコンタクトしたのは2015年でした。その時も昭和クラブの服部先生のご紹介でした。
その後、練習等も行って見せていただいて色々お話したり食事をさせていただきました。
小山さん評を聞くと
昭和クラブの服部先生 曰く
「小山君は凄く理論派だね。すごく理論派の指導者」
柿生フィリーズの佐能先生 曰く
「小山さんは私が知っている限り日本で一番早い時間から練習試合をする人(それくらい熱心)
と聞いてました。
服部先生や佐能先生自身がかなりとんがっている指導者ですので、そのお二人から聞くと相当指導熱心なHC何だろうなとお会いしましたが、期待に違わず。。というか期待を超えるすごく情熱な指導者の先生でした。
どんどん噴き出してくる「言葉」、バイタリティ溢れる小山HC。
小山さんの印象はとにかく論理的で頭が切れる!という事です。
川口じりんMBC 小山HCの言葉をチェックチェックチェック!!
・ゲームもそうだが、分解練習にもプレーにも起承転結がある。一つの分解練習にも起承転結があるべき
・(最終的に)どこを目指して練習をしているか?その目指している理想を達成するための練習になっているか。見直すべき
例えば(チームが強くなると)みんなすごく強いチームや中学生・高校生と練習したりゲームしたりするじゃないですか。やってもいいけどいつもやれるわけじゃない。そういうトップの子たちと戦える為の練習をしているか。そういうチームとやったときにとられない(事を理想とした)ピボット、突き出し、パスを練習をイメージして練習するとそういう(理想の)チームになる
・子供たちが練習に対して一生懸命でない時もある。そんなときも怒ったり大声を出すのでなく、子供達に目標と進捗のギャップを示してやる気をださせる
・昔はスポ根で結構やったし、別にスポ根もいまでも嫌いじゃない。ただ、子供は乗せて乗せてどんどんあげていきゃいい。下げてあげるような必要はないっすよ
・中山MBCの小鷹さんは子どもにわかりやすく伝える天才
・マンツーマン基準規則については色々と思うところがある。仲間の言葉が伝わるようにしたい。大人な対応に対しては大人な対応していく
・パスを投げる練習しなきゃパスなんかとばない。極論、パスは強ければ通る
・コーチは頑張らせたら、勝たせないと、ダメっすね。とつくづく思いました。
・子供を魔法にかける
・金色の箱と普通の箱とゴミ箱
・この練習するとアジリティあげる練習
・オフェンスの順序だてとディフェンスの順序だて
・強く止まる事を大切に
・スタンスつま先の向きはひざの向き
・頭を下げて頭の重さを使った足を出す。スピードとパワーが違う。ビジョンは取れている。(ビジョンを取る=顔を上げるは同義でない。見てビジョン取るのはビジョン取って『観る!!!!!!!』としなくても良い。私のバスケ常識の破壊。と私(塩福)は思った)
・片目ずつ使う目線の使い方でターンのスピードが変わる
・練習で待ち時間を多く作りたくない。効率よい練習を。2秒シュートは良い例
・じりんは日本一合同練習しているチームじゃないかな。中学・高校生に尚学3年生がバスケを教えることもある
・動きを可視化して練習
・ルーズボールは練習しなきゃルーズボールにならない。ルーズボール練習しなきゃルーズボール取れない
・理想形の完成の為の部分的な練習の一つが一つ一つの分解練習。
・オフェンスは前足重心、ディフェンスは後ろ足重心
・理想形の選手とともに歩むことが理想
・じりんはパックラインディフェンスを練習中
・クイックターンシュートとは
・ディフェンス「寄る」「止まる」「ハンドオフ」の練習を頑張ってる
・パックラインディフェンスは激しくディフェンスローテーション発生するので子供たちの運動量移動距離は通常の3倍以上→コートバランスの確認能力のアップ。ディフェンス面の方向転換のスピードアップ。また、ディフェンスの順序だてを覚えることができた
・フィジカルコンタクトの重要性
・アジリティの重要性
・じりんの子たちはどの子がエースとならない。スカウティングしてもゲームごとに活躍する選手が変わる。全員バスケにすると全体の個人自身のバスケがどんどん上達する
・背中の使い方を低学年から教えると良いですよ。
・子供は教えてわかると使いたくなる
・練習中の失敗しては成功の途中。その失敗をとやかく言わない
・今まで出会った中で1番の子は、運動能力はなかったかもしれないけど、スペシャルに合理的な子。すごかったし、今でもじりんの子ども達にとってはスーパーマン
・短い時間しか練習していないのにこんないいチームができたと自慢気な指導者がいる。子供たちととにかく付き合ってあげて練習してそれでいいチームになる事が自慢じゃないかな。
・私たち指導者と言うのは「接着剤の無いプラモデル」を作っているようなもの。表ができたと思って裏を作り始めたら表がボロボロと崩れていってしまう。だから時間も根気も繰り返しやり続けるしかない
と順不同で色々と思いつくままに思い出し書かせていただきました。
いくつか書けない言葉は消しましたがざっと上記のようなことが思い返されます。(ひょっとしたら小山さんの言われた内容と私の理解が違ってニュアンスが違う話があるかもしれませんが私はこのように理解してます)
私が特に「ビーン」!と来た小山さんの言葉
色々と話をお聞きした中でも私の心に最も突き刺さる話としては
★「どこを目標(理想)にして練習を組み立てているか」という所でした。
「県大会ベスト4を目標にしている練習」
「県大会優勝を目標にしている練習」
「日本一を目標にしている練習」
「本当の自分の理想を目標にしている練習」
で、同じ練習でも細かさや指導内容、練習メニューの編成が異なる。これは本当にそうだと思います。
そしてそのビジョンは指導者の勉強や挫折失敗成功等を含めた経験の中に生まれてくるんだと思います。
そしてこのビジョンをチームに落とし込み、保護者と共有し、一つ一つの練習に織り込んでいくと子供たちは変わっていくんだと思います。
今一度、このことに立ち返り1秒1秒を過ごしていきたい。
これは、当然バスケットボールの事でもそうですが、仕事や家庭や子供たちについても同じくだと思います。
そしてそれが幹だなと思い更に研鑽を重ねたい。
そう思いました。
もう一つは
★「私たち指導者と言うのは「接着剤の無いプラモデル」を作っているようなもの。表ができたと思って裏を作り始めたら表がボロボロと崩れていってしまう。だから時間も根気も繰り返しやり続けるしかない」というお話です。
我々指導者は毎年教えていますし、これでもかと根気よく話をしたり練習したりしますが、子供にとっては初めてのことだったり理解が進んでいなかったりと様々あります。
それこそ、ディフェンスを進めて、オフェンスをやったらディフェンスがまた一からやり直しなんてことは多々あります。
しかしこれが当たり前なんだな。だから子供たちに分かりやすく効率的に指導しなきゃいけないし、子供がまた元に戻っても(戻らない努力はするけど)、やり続ける情熱が指導力だし指導者なんだと思いました。
第52回全国ミニバス大会予選の県下選手権前にもいろいろなアドバイスを頂く。
2020年11月の県下選手権大会で、CREST女子はフライヤーズを破り全国ミニバスケットボール大会の出場権を手にしますが、この大会前には昭和クラブの服部先生と川口じりんMBCの小山さんに様々なアドバイスを頂きました。
小山さんから頂いた徹底的に「スタッツ」をかき集めて論理として子ども達とどうすれば勝てるかと言う事を研究するというのは、県下選手権大会突破の大きなポイントだったと思っています。
子どもも指導者も、どうやったら勝てるのか?何が足りないのか?という事をはっきりと数字で示し練習る事の大切さを感じました。
データや動画等を使った分かりやすくて論理的な指導は今からもっともっと取り入れていかなければならない課題だと感じます。
さいごに
川口じりん小山HCはとっても情熱的で面白い方です。
Facebook(小山さん)なども楽しいですのでぜひ、コメント送って友達になられたらいかがでしょうか?
小山さんの言葉を一緒に共有できると嬉しいです(^^♪
それでは今日も一日頑張りましょう!
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