佐賀県は、福岡県・長崎県・熊本県に囲まれ、熊本と並んで九州各県と交流ができるというメリットの多い土地です。
人口がそんなに多くないのにバスケのレベルは非常に高くなってきているのは、そんな土地柄もあるのでしょう!
私は実はお名前をお聞きする指導者の方は多いのですが、仲が良い指導者の方が少ないです。佐賀県の皆様、ご縁ございましたらぜひ仲良くさせて下さい(^^♪
さて、そんな佐賀県ですが、一人だけ声をかけて下さる指導者の方がおられます。今回ご紹介する原田久志コーチです。
原田さんは、諸富ミニ→鳥栖ミニ→スワッガーズと指導者を歴任(複数回、全国ミニバスケットボール大会へ出場)され、非常にバスケのゲームに本質的なコーチだなと感じております。
ここでは、原田さんがどのような想いで指導に当たられているか?
ここを書いていきたいと思います。
②熱い指導者の言葉シリーズ 北九州 谷川典之先生(大場谷・大蔵・若松B)
④熱い指導者の言葉シリーズ 神奈川県 柿生フィリーズ 佐能俊秀先生
⑤熱い指導者の言葉シリーズ 埼玉県 川口じりんMBC 小山高広先生
指導論「火を通しても新鮮、形を変えても自然」
我々指導者は色々なアプローチで子供たちの指導に当たりますが、特に伝え方で多いのはなんと言っても言葉です。
言葉ってすごく繊細でスピーディーで素晴らしいコミュニケーションツールですよね!
なので、言葉の使い方やワードのセンスは指導者にとって非常にポイントになります。
この原田コーチが言われたのが
「子ども達は、『火を通しても新鮮、形を変えても自然』に指導しなきゃならない」
という言葉でした。
この言葉は、フランス料理人で日本を代表する料理人である「高橋忠之」さんの言葉だそうです。
「子ども達」=「食材」に見立てて感じた言葉です。
こういう話を聞いてそれをパッと自分の指導論として置き換える事ができるのが凄いですね。普通はそうそう置き換えが効かないものです。
我々指導者は指導者のエゴによって、選手(素材)に指導(調理)することで、その選手(素材)自身の良さ(新鮮さ)を損なってしまう。
それでは良くないと原田さんは言われます。
また、プレーがブラッシュアップされて「かたち」が変わって行っても、そのプレーの中にその選手(素材)自身の自然さが残るように指導しなければならない。
そういう風に捉えられてました。
これは、本当に大切な事ですよね。
ついつい我々大人は、自分がそうされていたせいか、
「子ども達、かくあるべし」
という大枠の中に子ども達を押し込みます。
その中で、「良い子」「しっかりしている子」であること。「大人の社会の礼儀の感覚に近いこと」を喜びます。
しかし、選手自身の素晴らしい素材を生かし切るどころか
「選手の素材の良さを消す」ってことが本当に多いのではないでしょうか?
「自分のいう事を聞かないからあいつはダメだ」なんて何様でしょうか?
「あいつはああいうやつだからしょうがない」だなんで素材の良さを使えない、自分はダメ指導者だと周りにPRしているだけじゃないでしょうか?
我々指導者も成長中ですから、しっかりとその「人」と向かい合って、ぜひこういう子ども達と向き合ってお互いを成長させたいものですね。
そう言えば、桜花学園の井上先生もこのように言われてました。
「大人はついつい子供を「良い子」にしてしまう。私はその子自身の良さを伸ばす方が良いと思う。やんちゃな子はやんちゃさを残して良さを伸ばす方が良い」
そのような指導者を目指し、我々指導者も「トライ&エラー」を繰り返していきたいものです。
言葉一つでも大きな気づき、学びがありますね。
良い指導者の資質「行動力」
2020年は原田さんとは2度会う機会がありました。
新型コロナ下でしたが、原田さんは精力的に新しいクラブチームを運営され、早速、良いチームに育てられているとの事でした。
最初にお会いした時は、我々がNPO法人化したことについてでした。
NPO法人のメリット、デメリットについて
組織作りについて
練習について
様々な事を話し合いました。
次にお会いしたのは、県下選手権大会優勝した後でした。
「お祝いを言いたい」という事で、大龍RSの石井さんとも親交が深いという事で、石井さんや林さん(桜丘DG)、村元さん(紫原)と一緒にいろいろと話をしました。
この時も思ったのですが、良い指導者は「行動力」がある!ってことです。
佐賀と鹿児島はそんなに近くはありませんが、行動は早いですね!!
さすがです。
また、その時に以前あった時よりも数十キロ体重が減っていたのにも愕然としました。
ダイエットやり切れるってのも凄い事ですね!頭で考えすぎるよりもまず行動!、「行動力」しっかり身に付けたいスキルですね☆
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