昨日の新潟インターハイ2021 女子バスケは桜花学園の完勝の3連覇で幕を閉じました。
印象的なのは、桜花学園のバスケットボールというスポーツをよく理解した王者のバスケット感を私は感じました。
徹底した堅守
素晴らしい速攻
インサイドを起点としたオフェンス展開
これぞ、王者のバスケット!と思わず感嘆してしまいます。
バスケットボールは
①ハビットスポーツであり
②トランディションゲームです。
セットでは、いかによいシュートをセレクトするかがカギになります。
何をもって良いシュートだと考えるかはそのチームのトップによるでしょう。
ただ、ゴールの近くのシュートが『グッドシュート』になるのはその通りでしょう。
ゴール近くのシュートとは?
ゴール近くでシュートするには?
①速攻(アーリー)
②ドライブ
③ポストプレー(カットプレー)
が中心となります。
速攻は、当然、どのチームも練習するものとして。
②のドライブは、3P全盛の現代バスケ(NBA)でも大きなスペースが出来ていますので、非常に盛んにおこなわれています。
男子を中心に素晴らしい技術が磨かれていますね。
しかし、インサイドプレー・ポストプレー(カットプレー)について我々、バスケットを教えていくうえでは、その重要性を忘れかけていないでしょうか?
ポストプレー(カットプレー)はドリブルでなくパスでゴールに近づくものすごく効果的で美しいプレーです。
また、インサイドを起点するプレーを作ることもできます。
ここのプレーがとにかく少ないように感じます(特にドリブルから仕掛けるチーム)
アウトサイドプレーを習得してインサイドか?インサイドを習得してアウトサイドか?
以前、桜花学園の井上先生とお話しているときにこのように言われてました。
「最近の中学校でポストプレーをしっかりと指導されて高校へ入ってくる選手はいない」と。
なるほどなぁ~。と思いました。
桜花学園の井上先生は、ゴールの近くから練習をしていって、だんだんとプレーの幅を広げていく事がプレイヤーの技術を身に付ける順番だと考えておられました。
ただ、我々指導者は、近年、特にミニでは5アウト。ノーポジションを正しいとなっております。それはそうなんですが、このノーポジションが、アウトサイドオンリーとなっているきらいが多いように思います。
やっぱり、小学生のころは、遠いシュートから教えていくのではなく、ゴールに近いプレーからだんだんと遠いプレーを学んでいくのが正しいのではないでしょうか?(小さいプレイヤーであっても)
だってゴールの近くのシュートの方が入るから子どもも嬉しいでしょう。
それをただシュートするだけじゃディフェンスがいると入らないから、ディフェンスがいても入る工夫を教えていく。
そして、少しずつオフェンスのエリアを広げていくということが正しい順序ではないかな?と思います。
外からのドライブ一辺倒では弱いかなぁと。
ただ、後はそのプレーのどれを選択し使っていくかはその選手一人一人の感性になると思います。
コツコツ練習していきたいものですね!
さあ、鹿児島県は県独自の緊急事態宣言を発令し、夏休みの練習計画は大きく崩れてしまいました。
折角、ここまで頑張ってきましたが、とても残念です。
今も長いお盆休みが継続中です。
けど、やれる範囲でやるしかありませんね。頑張りたいと思います。
それでは、今日も一日頑張りましょう!!
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